クリストのスケッチは、本当に素晴らしい。その魅力に触れる前に、古今東西、様々な作家がスケッチを残している。"スケッチの達人"の作品を先ず見てみる。スケッチの達人と言えば、まず思いつくのがレオナルド ダ ヴィンチである。特徴のある左手で描かれた大胆な筆致と精緻な描写。解剖学や自然現象をも加わった造詣の深さは群を抜いている。ダ ヴィンチの作品の凄さは、『最後の晩餐』に見られる、深くテーマを掘

クリスト&ジャンヌ クロードは、「布によって包む覆う」という行為によって、身近な物を全く異なるオブジェに変質させるという作品を作りました。「包む、覆う」対象は、身の回りの瓶や椅子から、やがて車、街路樹など大型化していき、さらに次の段階として建造物や自然環境を包む「プロジェクト」に発展していきます。彼らの代表作と言えるコロラドの渓谷にオレンジの布を張った《ヴァレー・カーテン》(1970−7

私は、制作において基本的には、『偶然性』に頼るべきではないと考えます。勿論、コンピュータで画像編集する際に、レイヤー加工で偶然に面白い効果が出たりすることはよくあります。また描く過程において、絵の具の重ね方によって思わぬ効果が出たり、そのような発見は大切にしなければなりません。しかし、例えば『何を描くのか、どのように描くのか』といった制作の根幹に関わる事を偶然性に委ねることは私はしません

絵を描くためには、そのための環境が整う事が重要だと思います。環境とは、一つは自分を取り巻く空間、もう一つは、時間です。自分の経験からですが、制作を継続するにはこの2つが、両方とも揃わないと難しいと思います。私は仮住まいが長く、自分の家を建てたのが45歳になってからでした。家を建てる際に、先ず考えたのが、広いアトリエを作るということでした。幸いにも妻が理解をしてくれ

LIFE

私の履歴書

私は、大学を卒業してから教職につきました。教師になった理由は、いくつかあります。当時の私は社会に出ることに対してなんだかわからない不安がありました。今から思うと考えが狭かったと思います。教職は、学校という場所が職場になります。私は「学校」という場所が、実は好きだった気がします。また教職は制作を続ける上で、比較的『楽な』仕事だと思ったからです。民間企業は残業やノルマがあり、神経をすり減らすといった

東大阪の工場で生まれ育ったヒロインが、やがて航空業界へと足を踏み入れる連続テレビ小説『舞い上がれ』(NHK朝ドラ)。1月24日放送の第78回では、舞が「飛行機作り」という父の夢のためセミナーに参加する一方、貴司の短歌選びにも協力するシーンが描かれた。短歌の賞に応募するため、舞とともに作品を選ぶ貴司(赤楚衛二)。「ホンマは結構、プレッシャーあんねん」と本音を吐露しながら、「短歌は自分の全て

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