LIFE

アトリエは必要か?

絵を描くためには、そのための環境が整う事が重要だと思います。

環境とは、一つは自分を取り巻く空間、もう一つは、時間です。

自分の経験からですが、制作を継続するにはこの2つが、両方とも揃わないと難しいと思います。

私は仮住まいが長く、自分の家を建てたのが45歳になってからでした。家を建てる際に、先ず考えたのが、広いアトリエを作るということでした。

幸いにも妻が理解をしてくれたお陰で、念願だった制作の基盤が整いました。

勿論、「アトリエなど要らない」という考えもあると思います。現代美術は、絵画や彫刻といった領域から、ボーダーレスに領域を横断したり、統合したりする側面も持ち合わせています。

またコンセプチュアルアートの出現によって、アートについての定義は大きく変化しました。

私のアトリエには、自分が気に入ったオブジェや昔の電化製品、真空管テレビやラジオが所狭し陳列されています。ごちゃごちゃしていますが、不思議に落ち着きます。物が無いホワイトキューブのような部屋を好む方もおられます。私は自分の作品もそうですが、適度にものがないと落ち着きません。また作風が変われば、部屋も変わるのかもしれません。

自分の描く作品が売れて生計が立てられるというのが理想ですが、私はそうではありません。絵画制作とは、別の仕事で生計を立てて、残った時間を制作に充てています。ですから制作に使う時間は限られています。

時間は大変貴重なものです。仕事があると制作できないという方もおられますが、私は仕事がないと逆に作品を落ち着いて作ることができません。そして仕事をするときは、制作のことは一切考えません。仕事は自分一人でするのではなく、組織で行います。これもまた制作とは違う充実感や達成感を得ることができます。そして「お金」という報酬が得られます、「お金」については、また別にお話ししたいと思います。

制作する上で心掛けていることは、集中出来るか、そして没頭できるか、です。私は絵を描くときは、音楽は一切聞かないことにしています。

アトリエに籠っている時は、作品の事しか考えません。アトリエは、自宅の離れにあります。離れとといっても、主屋から1メートルぐらいしか離れていないのですが、一旦主屋から離れることで 気持ちにメリハリがつけられるからです。

私にとって作品を制作するのに、アトリエは必要。

作品を作る上で、没頭することが何より大切だからです。

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