LIFE

幸福について

制作を続けて来て、ふと思うことがある。「何のために描いているのだろうか」私は大学を卒業してから、コンスタントに制作してきたわけではない。描かなかった時期が7年ほどある。正確に言うならば、「描かなかった」と言うよりも「描けなかった」。その時期のことを考えると、今作品を作れている状況にいることは幸せだと思う。「なぜ描ける様になったのか」これについては、また別の機会に話

成田悠輔さんが某専門学校の卒業式で行われたスピーチをユーチューブで見ました。マルクス アウレリウスの言葉から、「人生において何が大切か」をテーマに難しい内容をわかりやすく話されていました。内容を箇条書きにすると1、マルクス アウレリウス「投げられた石にとって、のぼって行くことが良いことではないし、また落ちていくことが悪いことでもない」2、ほとんどの人間において人生はそんなに大した

クリストのスケッチの特徴は、空間を的確に捉えるパーステクティブの魅力だと私は思う。クリストとジャンヌ クローゼのユニットはまずクリストが描くスケッチからプロジェクトをスタートさせたと言われている。そこで要求されるスケッチとは、そのプロジェクトの意図が明確に伝えるものでなくてはいけない。スケッチを見ただけで、どのような空間が生まれるのか、言葉を超えて視覚で訴えなければならない。クリ

絵を描くためには、そのための環境が整う事が重要だと思います。環境とは、一つは自分を取り巻く空間、もう一つは、時間です。自分の経験からですが、制作を継続するにはこの2つが、両方とも揃わないと難しいと思います。私は仮住まいが長く、自分の家を建てたのが45歳になってからでした。家を建てる際に、先ず考えたのが、広いアトリエを作るということでした。幸いにも妻が理解をしてくれ

私の履歴書

私は、大学を卒業してから教職につきました。教師になった理由は、いくつかあります。当時の私は社会に出ることに対してなんだかわからない不安がありました。今から思うと考えが狭かったと思います。教職は、学校という場所が職場になります。私は「学校」という場所が、実は好きだった気がします。また教職は制作を続ける上で、比較的『楽な』仕事だと思ったからです。民間企業は残業やノルマがあり、神経をすり減らすといった

東大阪の工場で生まれ育ったヒロインが、やがて航空業界へと足を踏み入れる連続テレビ小説『舞い上がれ』(NHK朝ドラ)。1月24日放送の第78回では、舞が「飛行機作り」という父の夢のためセミナーに参加する一方、貴司の短歌選びにも協力するシーンが描かれた。短歌の賞に応募するため、舞とともに作品を選ぶ貴司(赤楚衛二)。「ホンマは結構、プレッシャーあんねん」と本音を吐露しながら、「短歌は自分の全て

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