この度、第三回枕崎国際芸術賞展に入選しました。1128点(過去最多)という応募作品数には驚きましたが、その中の62点に選ばれたことに大きな喜びを感じています。今回のブログでは入選した私の作品『nostalgia』についてお話しさせて頂きます。この作品の構想は『ルイ・アームストロングの部屋』という設定で構想を練りました。サッチモは好きなジャズトランペッターです。調度この頃、NHKの朝の連続

受賞作品と入選作品の計20作品と撰者である千住博先生のお言葉が掲載された図録が電子カタログにて公開されました。受賞作品展覧会 会期:2022年8月24日(水)~2022年8月29日(月)最終日は午後5時終了 会場:日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊この展覧会には、出品作品とは別に10号サイズの作品を出品するように依頼がありました。小さい作品はあまり得意ではありませ

日本画のコンクールに出品した理由私は大学ではアカデミックな彫塑を専攻し、大学卒業後は絵画を制作して来ました。油絵を大学在学中に学んだこともあるので、自分の作品は洋画だと思っていました。そんな私が日本画のコンクールに出品したのは、やはり、千住博先生に作品を見て頂きたいと思ったのが、最大の理由です。今までたくさんの公募展に出品しました。落選に次ぐ落選で、ここ3年ぐらいは、ひたすら落ち

リュック タイマンスは国際的に著名な作家で、現代アートの中で絵画表現の可能性を切り拓いた作家と言われている。タイマンスの表現について、いくつも語られている文章がある。これらを読んでも、今ひとつ納得できないのは私だけであろうか。私がタイマンスの作品を知ったのは、美術手帳で特集されていた記事が最初です。第一印象は、とにかく退屈な印象を持ちました。焦点がボケた、ポラロイドの写真を見てい

ワールドワイドに活躍されている日本画家 千住博さん。日本画という定義は、明治時代に洋画(油絵)との比較で生まれた概念です。千住さんは、自らを日本画家と名乗っておられます。日本古来から伝承される絵画技法を受け継ぎ、今日的な絵画の課題に挑戦されている作家です。著書である『芸術とは何か』を拝読しましたが、千住さんの芸術、文化についての造詣の深さ、またアーティストとしての生き方、社会での

自然のイメージを精巧に描いた絵画や彫刻を制作するアメリカ出身の女性アーティスト、ヴィヤ・セルミンス。彼女の作品を見て感じることは、『写実』とは何かという、現代絵画の問いかけではなかろうか。彼女が選んでいるモチーフはどれも興味深く、また特異性があります。1960年代の作品は、テレビ、ランプ、鉛筆、消しゴム、写真のモノクローム複製などのありふれたオブジェクトを再現しま

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